グルメとワイン自宅で楽しむイタリアの味覚
ピエモンテ編
愛車のエンジン音に心躍らせるように、食卓にも情熱と美意識を。
イタリア車の造形美とクラフトマンシップに惹かれるあなたへ、自宅で叶える“食のイタリア紀行”をご提案します。
今回はピエモンテ地方にフォーカス。アルプスの麓が育んだワインと郷土料理で、特別な週末を演出してみませんか?
ピエモンテ地方の魅力
ピエモンテ地方の魅力
ピエモンテ地方は、イタリア北西部に位置し、アルプスの麓に広がる自然と文化、そして美食の宝庫です。州都トリノは、かつてイタリア王国の首都だった歴史ある街。
サヴォイア王家の王宮群や、世界有数の古代エジプト博物館、映画博物館など、文化施設が充実しています。
ピエモンテは「バローロ」や「バルバレスコ」など、世界的に有名な赤ワインの産地。ランゲ・ロエロ・モンフェッラートの丘陵地帯は、ユネスコ世界遺産にも登録されており、美しいブドウ畑の風景が広がります。
秋には白トリュフの祭典が開かれるアルバの街が賑わい、タヤリン(卵黄たっぷりの手打ちパスタ)やヴィテッロ・トンナート(仔牛肉のツナソース添え)など、郷土料理も絶品です。
ワインセレクションとグラスの美学
ワインセレクションとグラスの美学
エンジンを磨くように、グラスを選ぶ。 その繊細な違いが、ワインの香りと味わいを何倍にも引き立ててくれます。
ピエモンテ編のセレクション
- Barolo(バローロ):ピエモンテ州を代表する高級赤ワイン。熟成された果実味と重厚なタンニン。長く余韻が続く“ワインの王”。
- Barbaresco(バルバレスコ):高級赤ワイン。バローロよりも華やかで柔らか。「ワインの女王」とも称されるほどの洗練されたバランスが魅力。
- Roero Arneis(ロエロ・アルネイス):ピエモンテ州の中でも珍しい高品質な白ワイン。華やかなアロマとフレッシュな味わいが特徴。前菜やチーズにマッチ。
グラスの選び方と注ぎの流儀
- 赤ワインにはボルドー型グラス:ワインの空気接触面を広くとり、香りを際立たせる。
- 白ワインにはチューリップ型グラス:アロマを包み込みつつ、爽やかな酸を引き出す。
- 注ぐ位置はグラスの最大径まで:香りの“ドーム”をグラス内に閉じ込めるのが、プロの流儀。
- 温度管理も重要:赤は16〜18℃、白は8〜10℃が目安。ワインクーラーやセラーでの管理も粋な大人の装備。
今回ののレシピ
「牛肉のバローロ煮込み(Brasato al Barolo)」
今回ののレシピ
「牛肉のバローロ煮込み(Brasato al Barolo)」
【材料】
- 牛肩ロース塊肉:500g
- 玉ねぎ:1個(薄切り)
- ニンジン:1本(角切り)
- セロリ:1本(輪切り)
- ニンニク:1片(潰す)
- バローロ(もしくはしっかりめの赤ワイン):500ml
- ローリエ:1枚
- クローブ:2~3粒
- オリーブオイル、塩、胡椒:適量
【作り方】
- 牛肉に塩胡椒をして、オリーブオイルで表面を焼き固める。
- 鍋にオリーブオイルを熱し、ニンニク・玉ねぎ・ニンジン・セロリを炒める。
- 焼いた牛肉を鍋に加え、ワイン・ローリエ・クローブを注いで一晩漬け込む。
- 翌日、弱火でじっくり2〜3時間煮込む。肉がホロホロに崩れるまで。
- 野菜とワインの旨味が凝縮した煮汁を、仕上げに少し煮詰めてソースにする。
【ワインペアリング】
- バローロ:力強く複雑な香り。深いコクのある煮込みと好相性。
- ネッビオーロ種主体の赤:果実味と酸味のバランスが良く、香りの高い料理を引き立てる。
まとめ
まとめ
愛車に手をかけるように、料理にもひと手間を。
気分に合わせたワインとともに、ガレージ横のテーブルで過ごす週末。
それは、時速0kmで旅する“イタリア”。日常にラグジュアリーな余韻を。
イタリアの味覚が、あなたの日常に新たな彩りと楽しみをもたらすことを願っています。
