1. TOP
  2. ドライブにピッタリ、北関東絶景おすすめ渓谷

ドライブにピッタリ、北関東絶景おすすめ渓谷

ドライブにピッタリ、北関東絶景おすすめ渓谷

都道府県魅力度ランキングでは最下位になりがちな群馬県、栃木県、茨城県ですが、首都圏からは高速道路を使って片道2時間程度で来れるので、週末や連休になると首都圏ナンバーの車を多く見かけます。実は、隠れ人気度の高い地域なのです!

群馬県、栃木県、茨城県の北関東には人気温泉地も数多く、自然豊かで「一生に一度は見ておきたい絶景」にも選べれる風景も点在しています。四季折々、いつ訪れても満足できる北関東ですが、四季をより感じられる渓谷はドライブにも最高です。
それでは、忙しい日常を忘れ、自然のアロマテラピーを感じられる北関東の絶景おすすめ渓谷をご紹介します。

渓谷の楽しみ方

渓谷の楽しみ方

渓谷の楽しみ方

渓谷は河川が岩や岸壁にぶつかりながら流れを変え、長い年月を経て少しずつ削られてゆき様々な造形の深い谷をなしています。山の木々や草花は、荒々しい谷を装飾するかのように覆っています。その自然が織りなす河川の流れと、四季によって装いを変える木々の色合いの神秘的な風景に魅了されずにはいられません。

春は、芽吹いたばかりの柔らかな若葉、大地を優しく潤すように川はしっとりと流れゆく。
夏は、深緑の間から差し込む光が水面を煌めかせ、清流からの空気と音が冷涼を感じさせる。
秋は、色づいた紅葉と落ち葉の香りに包まれて、川が落ち葉をたおやかに揺らしていく。
冬は、静寂に包まれる山間を流れる川の音も静かに、ゆっくりと時間が流れる。

近年は渓谷の景勝地をゆっくりと堪能できるハイキングコースや遊歩道が整備されているところもあります。歩いてみると木々や大地の香り、渓流の流れる音をより身近に感じられます。

群馬県のおすすめ渓谷

照葉峡(てりはきょう)
所在地:群馬県利根郡みなかみ町藤原

照葉峡(てりはきょう)

利根川の支流、木の根沢をさかのぼった楢俣川沿いに位置する「照葉峡」。俳人 水原秋櫻子が命名した大小11の滝が5kmほどに渡って点在し、『関東の奥入瀬』と称される深い自然に覆われた渓谷です。

諏訪峡(すわきょう)
所在地:群馬県利根郡みなかみ町湯原

諏訪峡(すわきょう)

水上温泉街の南側から利根川に沿って続く清流が造り出した「諏訪峡」。渓谷に沿って整備された諏訪峡ハイキングがあります。諏訪峡の入り口あたりに位置する高さ20mの岩壁には、吊り橋「笹笛橋」が架かっており、橋からの眺める四季折々の谷川岳は絶景です。

吾妻渓谷(あがつまけいこく)
所在地:群馬県吾妻郡東吾妻町松谷

吾妻渓谷(あがつまけいこく)

我妻川の中流に位置する「吾妻渓谷」は国指定名勝です。耶馬渓しのぐ景観といわれている吾妻渓谷を流れる川は屈曲し、変化に富んだ景観を造り出しています。弁天島、若葉台、屏風台、布袋岩、八丁暗がり、竜頭岩、竜尾岩、紅葉台、新蓬来、白糸の滝は吾妻渓谷の選りすぐった名所「十勝」です。

白砂渓谷ライン(しらすなけいこくライン)
所在地:群馬県吾妻郡中之条町

白砂渓谷ライン(しらすなけいこくライン)

六合地区に入ると見えてくる「白砂渓谷」。六合地区は六合赤岩重要伝統的建造物群保存地区になっており、養蚕業をしていた昔ながらの街並みが残されています。白砂川にかかった数ヶ所の橋からは、吸い込まれるようなエメラルドグリーンの水面と周りの美しい自然を眺められます。

吹割渓谷(ふきわれけいこく)・吹割の滝
所在地:群馬県沼田市利根町追貝

吹割渓谷(ふきわれけいこく)・吹割の滝

「吹割渓谷」は川沿いを歩ける遊歩道があり、清流を間近で眺めることができます。特に有名なのは「東洋のナイアガラ」と親しまれる『吹割の滝』。川の中流で突如岩盤の裂け目を流れ落ちる珍しい滝です。吹割の滝の滝つぼは、竜宮へ通じるという伝説がある神秘的で不思議な光景です。他にも鱒飛の滝、般若岩など奇岩を見ることができます。

栃木県のおすすめ渓谷

憾満ヶ淵(いまんがふち)
所在地:栃木県日光市日光匠町

憾満ヶ淵(いまんがふち)

華厳の滝から流れてくる荒々しくも清らかな大谷川と男体山から噴出した溶岩によってできた「憾満ヶ淵」は、静寂に包まれた奇勝。慈雲寺を抜けてた小渓谷には約70体の地蔵が並び、数えるたびに数が違う「化け地蔵」と言われています。自然に覆われた静けさの中を流れる清流の音と、苔むした地蔵の存在が相まってより涼を感じられます。

龍王峡(りゅうおうきょう)
所在地:栃木県日光市藤原

龍王峡(りゅうおうきょう)

鬼怒川温泉と川治温泉の中間に位置する「龍王峡」は日光国立公園に属する景勝地。火山岩が鬼怒川の流れにより浸食してできた渓谷は険しい岩盤が露出し、至る所に奇岩や瀑布が連続する正に竜が暴れまわった後のような形状を成しています。「龍王峡」の特徴は岩の種類により紫竜峡、青竜峡、白竜峡と呼び名がわかれていることです。

瀬戸合峡(せとあいきょう)
所在地:栃木県日光市川俣

瀬戸合峡(せとあいきょう)

鬼怒川上流に位置する「瀬戸合峡」は、凝灰岩が浸食されたことによってできた高さ約100mにも及ぶ岸壁が2kmにわたって連続しています。紅葉の名所としても有名で「とちぎの景勝100選」に選ばれてます。県道23号線からは雄大な渓谷を見下ろすことができます。川俣ダム正面の岸壁に架けられた吊橋「渡らっしゃい吊橋」からは、深い渓谷と見事な紅葉の景勝を眺められます。

塩原渓谷歩道(しおばらけいこくほどう)
所在地:栃木県那須塩原市塩原

塩原渓谷歩道(しおばらけいこくほどう)

「塩原渓谷歩道」は箒川沿いに12kmにわたって続く散策路で、回顧(みかえり)の吊橋から源三窟まで全長3.3kmの『回顧コース』をはじめ、いろいろなハイキングコースを楽しめます。自分の体力に合わせたコースを選び松、紅葉、落葉樹などの森林と巨岩が並ぶ自然豊かな渓谷の景色を堪能できます。

◆参照:ハイキングコース情報|塩原温泉ビジターセンター

茨城県のおすすめ渓谷

花貫渓谷(はなぬきけいこく)
所在地:茨城県高萩市中戸川、大能

花貫渓谷(はなぬきけいこく)

花貫川が岩を浸食して生まれた「花貫渓谷」。花貫ダムから小滝沢キャンプ場にかけて美しい渓谷が続いています。汐見滝吊り橋から眺める花貫川の清流は絶景です。四季折々いつ訪れても景勝ですが、特に秋は、橋を覆うように左右からせり出している紅葉で一面鮮やかな色に包まれています。一度は訪れてみたい紅葉の名所です。

花園渓谷(はなぞのけいこく)
所在地:茨城県北茨城市関本町

花園渓谷(はなぞのけいこく)

花園川上流に位置する花園・花貫県立自然公園に指定されている「花園渓谷」。新緑の候、紅葉の秋にはナラの木や楓、ヤマモミジなどの木々に覆われた渓谷の眺めは得も言われぬ佳景です。春にはシャクナゲも見事に咲き誇ります。七ツ滝ハイキングコース、栄蔵室ハイキングコースがあり、天気が良ければ富士山を眺めることができます。

奥久慈渓谷(おくくじけいこく)
所在地:茨城県久慈郡大子町袋田

奥久慈渓谷(おくくじけいこく)

久慈川の上流から中流に渡って続く「奥久慈渓谷」。渓谷を流れる久慈川は、関東一の鮎と名高い清流です。自然が織りなす壮大かつ優美な自然の景観を眺めながら、渓谷と並行している国道118号線を走ることができます。

竜神峡(りゅうじんきょう)
所在地:茨城県常陸太田市天下野町(竜神大吊橋)

竜神峡(りゅうじんきょう)

竜神川の浸食によって形成させた「竜神峡」。竜神峡にかけられた国内最大級の歩行者専用吊橋『竜神大吊橋』からは深い渓谷を一望できます。全長375mをゆっくり歩きながら、渓谷を吹き抜ける風を感じ、八溝・阿武隈山系の山並みや水府の街並みの眺めを楽しめます。

まとめ

まとめ

ドライブにピッタリ、北関東絶景おすすめ渓谷 まとめ

渓谷に訪れると人も自然の一部で、壮大な自然が身体に溶け込んでくるのを感じられると思います。
紹介した渓谷以外にも、まだまだ沢山の絶景渓谷が北関東にはあります。北関東の渓谷に来て思いっきり深呼吸し、自然の中を流れるゆったりとした時間を是非とも味わってください。